次号(Vol.7)では、「自作したシナリオの解説」をテーマにしてみようかと考えています。
今までのTRPGシナリオ作成大全の記事は、どちらかと言うと理論的な内容が中心で、実際のシナリオに即したものは少数でした。しかし、実例を示されないと理論で終わってしまう、あるいは分かりづらいケースもあるかと思います。プログラミングでも、サンプルコードを読んだほうが早かったりします。
そこで Vol. 7 では、シナリオ作者自らが自作のシナリオを取り上げてシナリオの見どころ、作り方やコツについて説明する、という記事を特に募集したいと思います(一般の記事も募集します)。
これまた色々な切り口があると思いますが、例えば以下の様な記事を想定しています。
どこから作り始めて、次にどこを作り、どう仕上げたか、というシナリオ完成までの道のりを記事にしてみてください。とはいえ、全工程を解説するのは大変ですし、そんなの覚えちゃいねーと思いますので、一部の工程のみでも構いません。例えば、以下の様な工程を取り上げてみてはどうでしょうか。
ぱっと読んだだけでは見過ごしてしまうかもしれないシナリオの凄いところ、それをどうやって作ったか、どこに注意すればよいかなどを解説してください。以下、例です。
半分は、作ったシナリオの宣伝の場と考えていただいても構いません(笑) 本誌は、各号1,000部前後の発行部数を誇るメディアです。
作っている時に苦労した点、実は失敗したなと思った点、もっとこういう展開もありだったなと思っている点など、裏話や作ってみての感想などを記事にしてみてください。
自作のシナリオであること。
現時点で、イベントやショップ、ウェブサイト等で入手可能であること、しばらくは入手可能な状態を保つ予定になっていること
が条件です。実際のシナリオを見ながら学ぶ、というのがテーマですので、これが条件となります。
で、自分は何を薦めるか書いてなかったので、サンプルも兼ねて書こうかなーと思ったのですが、自分が遊んでいるシステムの多くはルールのボリューム的にあまり入門向けと思えなかった ^ ^;;
条件を上げてみると、
ってあたり。『ハンターズ・ムーン』かな。
というわけで。
オススメのシステム:
ハンターズ・ムーン
おすすめの理由:
何と言っても、ラスボスを決めるだけで遊べるという手軽さ! セッションが脇道にそれて収集がつかなくなることもないため、扱いも楽です。ルールはやや込み入っていますが、代わりにデータ量は少なく抑えられています。
新書形態なので比較的安価で書店でも見かけ、もちろん現在でも流通しています。基本ルールの半分がこのシステムを紹介したりプレイになっており、読んでいくうちにゲームの流れや基本的なルール、運用方法を覚えることができるようになっています。
オススメの前提:
どこでも遊べますが、特にコンベンションで遊ぶ場合は、収拾不能な状態を強力に回避するシステムになっているので心強いと思います。
なお、投稿いただく際に、おすすめのシステムや理由がかぶっていても全く構いません。同じ理由で薦める人が多ければ、それだけ読む人にとって納得の行くものになりやすいでしょう。
また、複数のシステムを薦めていただいても構いませんし、理由は箇条書きのような形でも構いません。
というわけで、お気軽にご投稿ください。『シナリオ作成大全 Volume II』本体へのご寄稿もお待ちしております ^ ^
追記
明日(4/28)はゲームマーケット 2013 春 です。「223 日刊ベルディアスポーツ」さんに『TRPGシナリオ作成大全 Volume I』を委託していますので、興味のある方は行ってみてください。あと『ダンジョンシナリオ作成講座』も委託していますが、スペースの関係で売り子さんに聞かないと出てこないかもしれません。
TRPG シナリオ作成大全 vol. II は入門者向けの内容を予定していますが、そのコンテンツの一つとして、マスター(シナリオ作成)入門者にオススメのシステムを紹介していきたいと思います。
「これが良いんじゃないか」というシステムが有りましたら、「お問い合せ」フォームより、以下の項目を書いて送ってください。
なお、あらかじめ寄稿のお約束を見ておいてください。
ご応募お待ちしてます ^_^